シビアな結果が残るスポーツの世界こそ言葉を大切にすること
スポーツの世界ってシビアに勝ち負けの世界ですよね。
チームでも個人でも、白黒はっきりさせるものがスポーツの勝敗。
お互いに「勝ちたい!」気持ちがあり、そのぶつかり合い。
正々堂々と純粋に戦う姿は、見る人に感動を与え、選手たちは勝てば喜び、負ければ悔しい・・・。
誰もが勝ちたいと思っています。
先日、とある番組を見ていて、ある選手の発言に対して気付くものがありました。
それは、
「1番にならなければ意味がない!」
「絶対に負けたくない!」と言っていました。
普通に聞けば、聞き流すくらい普通な言葉なんですけど、実はこの言葉には落とし穴があり、この言葉を意識続けると、上手くいかないことが決定しているんです。
現実にこの選手は、練習中にケガをして大事な選考試合に出れなくなってしまいました。
「1番にならなければ・・・」というのは、現在1番ではないということは当たり前なんですけど、「〇〇しなければいけない」ということが、これからも「〇〇しなければいけない」という現実が続くという意味合いになります。
なので、ずっと1番を追い続けることになり、1番にはなりにくくなります。
そして、「絶対に負けたくない!」という意識は、すでに負けいるということになっていて、これからも「負け続けますよ~」という意味合いになります。
実際のところ、私が現役の頃、私は「絶対に負けない!」という意識でいました。
強い気持ちのように見えますが、「負けない!」という言葉は、すでに負けていて、それ負けを続けてしまう意識になってしまうんです。
だから、勝負する前にもう負けているんです・・・。
では、どうすればいいのか?
それは、勝負に勝つ!ということであれば、「勝つ!」でいいし、もっと確実なものにしていくなら、「勝つことが決まっている」という過去形で言い切ること。
ただ、インタビューとかでは謙虚さも出すと思うんで、そういう時は「今もっているベストを発揮して勝ちます!」でいいと思います。
言葉の力ってとても大きいです。
言葉は思考の中から出るので、マイナスな言葉が多い人は、頭の中までそういう思考でいっぱいになります。
そういう時のプレーって上手くいきません。
言葉ひとつですが、ちょっと変化させて使っていくと、これからの現実が変わってきますので、良かったら参考にしてみてください♪
私が書いた本もよろしくお願いします♪
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