筋トレの動きとスポーツの動きは逆である♪
筋トレの動きとスポーツの動きは逆。
ということはご存知ですか?
例えば、ベンチプレスは大胸筋を使う種目ですけど、腕から始動しますよね。
レッグプレスは大腿四頭筋、殿筋の種目ですけど、足から動きます。
スポーツではどうでしょうか?
投げる動作は、脚をあげて踏み出し、脚から動かしている感じですが、最終は手の指先でフィニッシュします。
手先だけで投げようとすると、上手くいかないのはイメージできますよね。
バッティングもそうです。
最終は手の延長のバットに力を伝えていきます。
サッカーでも同じですよね!
筋トレとスポーツにおいて、筋トレは腕や足から動かすことが多い。
手や足からスタートします。
スポーツは最終フィニッシュが手や足になります。
体軸から体幹、体全身の力を手足に伝える動作となります。
筋トレとスポーツって動きが逆だと思いませんか?
ということは、筋トレはスポーツ動作には向いていないということになり、筋トレしても意味ないのでは?
と考えている人は多いでしょう。
実際に、筋トレが必要ない!と言っているスポーツの指導者の方は、ここに違和感を感じているので、やらなくていいとなっているんだと思います。
私の考えを言います。
筋トレすればパフォーマンスアップに繋がります。
ただし!
スポーツに繋がる筋トレの種目を取り入れることが大切です。
多くの筋トレは、ここが抜けています。
筋肉さえ強くすればスポーツパフォーマンスがアップするということは、あともうちょい足りてないのです。
強くなった筋力を活かす体の使い方。
ここが非常に重要です。
私のところに来ている方のトレーニングの一部をご紹介します。
ケーブルマシンを使用した方法です。
グリップを体の真ん中に固定させ、手は動かしません。
その状態で脚をあげます。
体軸・体幹の力、軸足の踏ん張りがないと、バランスを崩して上手くいきません。
そして、手は動かしませんが、一瞬だけ動かすモーションをします。
脚をあげるタイミング、力を入れるタイミングを失敗すると、バランスを崩し上手くいきません。
写真での種目は、BOXを使用し段差の上り下りも入るので、もっと難しくなります。
反対向きになるとコントロールできなくなって、肘を曲げ体勢が崩れています。。。
この写真の種目は手を固定しながら、ボディバランスを安定させ動作する。という種目です。
あんまり見たことがないトレーニングだと思いますが、結構大切な種目です。
私が常々言っている体幹連動性トレーニングもこれに当たります。
鍛えた筋肉を活かす!
ここを大切にしたトレーニングをやってみてはいかがでしょうか。
書籍の中でも体幹連動性について記載してます。
⇒ からだ整う筋トレ整わない筋トレ~辻洋介流からだ作り理論~
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